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私の年代になると父親や母親が認知症を発症し家族が大変な生活をしてるとの話は珍しくありません。

なので、たまに同級生と会うと両親のこの手の話が話題に登ることがあります。

そんな話の中で、老人性のうつ病と認知症の見分け方が難しいとか、自分の親がそうなった時の対処法など、それまで全く知らなかった情報にふれる機会が増えてきました。

昨年の年末にちょうど、地元の寄り合いで同級生が数名集まった時に、この種の話になり、その際私達にとってとてもショッキングな話を聞かされました。

中学時代のマドンナが若年性認知症に

そのショッキングな話というのが、私達が中学三年の時に横浜から転校してきた美少女が、現在若年性認知症で介護サービスを受けているとの事実でした。

横浜生まれで中3で転校するまで横浜で育った彼女は、私達が通っていたド田舎の中学校で直ぐにマドンナ的存在になりました。

それはそれは衝撃的でした。

三井のリハウスのテレビCMで初代白鳥麗子役だった宮沢りえさんより、私達男子生徒の中では彼女のインパクトは強かったように思います。

その彼女が四十代にして認知症になるなどと誰が想像しえたでしょうか。

久々に会ったマドンナは外見は至って普通だった

このマドンナは、地元の高校に進学して、その高校の先輩と20代で結婚しました。

子供も一人男の子が出来て既に独り立ちしてます。

で、先日このマドンナのお宅に、話を聞いた同級生とちょっとした野暮用で訪問する機会がありました。

日曜日の昼下がり、自宅にお邪魔したら幾分年はとったものの、中3の時の面影が残ったマドンナが私達を迎えてくれました。

私達だということは分かっているようで、はっきり言って外見からは全く若年性の認知症であることが分かりませんでした。

ご主人が色々と話をしてくれたのですが、普段は仕事に出られるので、マドンナのお母さんが自宅に来てくれるそうです。

しかし、いろいろと難しい面があり四十代という若さでありながら介護保険を使った介護サービスを現在受けてるとのこと・・・。

私達は介護保険が適応される介護サービスというのは高齢者でないと無理だと思っていましたが、四十代の人でも若年性認知症と診断されれば介護サービスが受けられるそうです。

その話を聞いて、私ともう一人の同級生は少なからずショックを受けました。

マドンナがトイレに行ったあと、爆音が・・・

見た目などはまったく認知症であるような様子は感じられなかったのですが、その訪問した時に一つ大きな出来事がありました。

応接間で色々話を聞いていた時、マドンナがトイレに行ってくると席を立ちました。

で、私達はその後も話をしてたのですが、その時トイレの方から

「ボっン!!!」

と途轍もない音がしたんです。その音を例えるなら、ちょっとした爆発音といった感じでしょうか。

私達はビックリして、マドンナに何かあったのではないかと音がしたトイレの方を向くと、ご主人が口をひらき

「昨年末からトイレに入るときと、出るときドアをあんな風に勢い良く閉めるようになったんです・・・」

ヒステリーなどで、気分がむしゃくしゃしててトイレのドアに当たるようにして閉めているのではないそうです。

何度も、トイレのドアは静かに閉めるようにご主人がマドンナに言ったそうですが、しばらくすると元通りにトイレから爆音がするように・・・・。

力加減が分からないようになっているのか、分かりませんがこの出来事は私達には重ねてショッキングな出来事でした。

しばらくすると何事もなかったようにトイレから戻ってきたマドンナですが、ドアの爆音の事には本人は全くふれず・・・

その現実を目の当たりにして、私はマドンナが本来の彼女ではないことを自覚しました。

中学の頃は、走るのも速くて健康的だったマドンナですが・・・

四十代といっても、もうアラフィフと呼ばれる歳なんですが、それでも早すぎるように思います。

同級生の、しかも中学の時のクラス、いや学校中のマドンナがこんなことになるとは・・・・。

年をとると、色々つらいことに出くわします。