地域の差はあるようですが、女性が厄年に赤ちゃんを産むとよくないと言われているところが日本にはあります。
私の妻の実家があるエリアがまさにその風習がある地方で、もう古くから厄年での出産をこの土地の人達は嫌っていたそうです。
で、妻の子供のころからの友人の妹さんがいまこの土地の習わしと戦っているそうなんです。
厄年の今年は妊活をひかえよとの実家の祖父祖母から通達が・・・
その友人の妹さんというのが、昨年秋に結婚をされて今年33歳になります。よって今年が本厄に当たることになるのですが、実家のおじいちゃんとおばあちゃんから年明けに今年は厄年だから赤ちゃんを産まないようにと直接本人に通達があったそうです。
その土地土地の文化風習というのは大切にしたいものですが、この「女性が厄年に出産してはいけない」という習わしを今の現代に守り通すというのはどうなんでしょうか?
女性の厄年は19歳、33歳、37歳、61歳なので出産を考えると、現実的な該当年齢は33歳か37歳での出産ということになるかと思います。
妻の友人の妹さんは今年33歳で初婚で、出産の経験がないそうです。そうなるとお子さんが欲しいご夫婦にとっては一日でも早く赤ちゃんの産声を聞きたいのではないでしょうか?
また33歳の今年出産をひかえて来年にとなると、身籠ればよいですがこればかりは神のみぞ知ることかと・・・。
そうやって、チャンスを逃すようなことになると三十路半ばをすぎて初産となると色々厳しくなってくるかと思います。
この話を聞いて、だいたい日本の厄年って何なんだ?と思って少し調べてみたところ、なんと厄年って平安時代にはすでにあったそうで、そのころから現代にいたるまで厄祓いや厄除けに日本人は神社に足を運んできたことになります。
当然、厄年に災いがふりかかるというのは全くもって根拠がないわけで、それに尾ひれがついて、女性が厄年に赤ちゃんを産むのはよくないと言われるような地方も出てきたのではないかと思います。
この女性の厄年の出産に関しては、調べてみると、出産したほうが良いという所と、女の子を産んだらダメだというところ、そして妻の実家の土地のように出産そのものが良くないとする地方と色々あるようです。
文化と言ってしまえばそれまでですが、血液型占いのように科学的な根拠は全く無いわけですから、少子化の今の時代にもう厄年に出産してはいけないという習わしは無しにしてしまってよいのではないでしょうか?
このことをうちの妻に話したら、友人のおじいちゃんと、おばあちゃんは絶対に許さないであろうと即答されました。
これが、友人のお父さんとお母さんになるとこの厄年の出産のことに関してはまったく問題ないそうで・・・・。
日本ではまだしばらくこの風習は残るかもしれませんが、妹さんは妊活にはげんでほしいものです。
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