Big Tree

30代の知人が将来樹木医になりたいと話してくれました。同じ故郷で生まれ育ち、都会での生活を全く知らない彼は最近ふるさとの森の木々の大切さに遅まきながら気づいたそうで・・・。

現在ごくごくありきたりなサラリーマンをやっていて、樹木とは全く関係がない職種の仕事をしてるので、かなり思い切った人生の方向転換を目論んでいるようです。

全くの素人だと樹木医はかなりハードルが高そう

彼が樹木医に興味をもってすぐに、資格を取得するのが難しそうだと言い出しました。

民間の資格で合格率が約20%ほどらしいのですが、試験の難しさの前に一つ大きな問題があったようで・・・。

それは、樹木医の資格をとるためには毎年行われている「樹木医研修受講者選抜試験」を受ける必要があるのですが、その試験を受験するための「応募資格」があるんですね。

その資格というのが、樹木に関する業務経歴が7年以上あるか、もしくは「樹木医補」の認定を受けて業務経歴が1年以上ある人でないと、樹木医の資格を取得するための試験を受けられないんですね。

彼は、これまで全く畑違いの業種のデスクワークしかしたことがないので、全くのゼロからのスタートになるわけです。

実際に試験を受験される方の多くが、役所で林野関連の業務をされていた方や、造園関連のお仕事をされていた方が受験されるケースが多いようで、彼のように全くの畑違いの職種に従事してた方が樹木医になるケースはかなり少ないような気がします。

なら業務経験1年の樹木医補の資格取得をと思ったが・・・

先ほど書いたように、業務経験7年が必要なケースと、もう一つ業務経験が1年でよい樹木医補の資格を持っていれば受験はできるようなので、この樹木医補の資格をまずは取ろうと彼は考えました。

しかし、ここでもまた大きな壁が・・・。

この樹木医補の資格を取得できるのも、樹木医補資格養成機関(日本緑化センターが認定した大学等)で「講義科目6分野14単位以上、実験・実習科目4分野4科目以上を履修」して卒業してる必要があるそうで・・・。orz

大学できちんと樹木に関する勉強をしてないと、こちらの樹木医補の資格も取れないということなんです。

大学で勉強してきた人だからこそ、業務経験が1年でOKってことなんでしょうね。

ということで、彼はとりあえず独学で樹木医の参考書を取り寄せて、造園関連会社への就職先を探すそうです。

うーん、しかし転職するとおそらく年収というか収入もかなり減ると思うのですが、物静かな彼が自分がやりたいと決めたことなので、やりとげるのではないかと思います。

主催してる一般財団法人「日本緑化センター」のサイトに、樹木医、樹木医補に関する情報が掲載されています。

■一般財団法人 日本緑化センター
http://www.jpgreen.or.jp/

これを見ると年齢制限はないようなので、まずはあせらず着実に実績を作ってもらいたいものです。

樹木医の力が必要な木々が日本各地にかなりあるような気がする

樹木医という言葉自体、私自身何度か耳にしたことがある程度で、その業務自体どのようなことをするのか全く知りませんでした。

なんとなく、山々の木々の管理や育成をするのではないかと想像できますが、それ以上のことは全く知識として持ちあわせていませんでした。

それで、まず樹木医なるものがどんな仕事をするのか調べてみたところ・・・


【ウィキペディアより】

樹木医(じゅもくい、アーボリスト、英: Arborist)は、日本の民間資格の1つで、みどりの文化財である各地の貴重木から街路樹などの身近な樹木を保護する専門技術者、すなわち『樹木の医者』である。

この説明を見て、そういえばうちの地元にも天然記念物に指定されていた「巨木」があったような・・・・そんなことを思い浮かべ、さらに調べてみたところ

■全国巨樹 MAP
http://www.kyoboku.com/47/

こちらのサイトで各都道府県で確認されている巨樹とされている木々が確認できますが、実際に現在住んでいるところの巨樹をチェックしてみると、想像以上に天然記念物に指定されている巨樹があることに驚きました。

ちなみに、日本の首都であり、一番栄えている大都会東京都でさえ40本ほどの巨樹や天然記念物に指定されている大樹があるようです。

これを考えると、人間同様、年をとった木々もドクターの手をかりる事が多くなるであろうと思うので、案外このさき樹木医の需要も増えることになるのではないかと思います。