掃除能力検定という検定試験をご存知でしょうか?
お掃除に関する知識と技能をはかる検定試験で、略称「掃検」と呼ばれています。
レベルによって各級があり、それぞれの検定試験に合格すると、認定証が発給されそれぞれの級の「掃除能力検定士」として認定されます。
掃除能力検定士の級について
掃除能力検定士はそのレベルによって5段階の級のレベルがあります。
もっとも初歩的な5級から一番専門的で難易度が高い1級までの5段階です。
各級のレベル内容は以下のようになっています。
1級 検定内容は筆記試験、実技試験、論文、ボランティア活動。もっとも難易度が高く、施工が難しい木部・石材などの洗浄、シミ抜き、また部分塗装などの知識や実技。さらに消毒や殺菌の知識や実技に関しての検定。
2級 筆記試験及び技能試験あり。ビジネスコースとしての位置づけで、掃除ビジネスで独立・開業できるレベルの知識と技術をはかる。
3級 筆記試験のみながら、実際に掃除で使う用具や機械の使用方法や構造について出題。作法に関しても。
4級 筆記試験のみ。業務の一貫としての掃除の知識・実務・作法について。
5級 筆記試験のみで知識・技能・作法としての掃除について出題
以上のようになっています。
どのような人が掃除能力検定を受けているのか?
実際にどのような人がこの掃検を受験されているのでしょうか?
調べてみると、各級のレベルによってとても様々な業種の人たちが受験されています。
初歩的な5級、4級は飲食店や一般的なオフィスでお仕事をされている方が多いようです。
これが、3級になると筆記試験だけではありますが、かなり専門的な知識をはかるので、レストランなど飲食店のオーナーや店長さん、クリニックなど病院関係の管理責任者などの方が受験されています。
2級になると、前項でご説明したように掃除を仕事、ビジネスでやられる方、またはオーナー、担当責任者、マネージャーなどが受験されています。
1級はアカデミーコースということで前項でご紹介したようにかなり専門的な知識や技術を学ぶので、2級の掃除関連事業をやられている、そのさらに専門的な業務について学ぶので、たとえるならお掃除博士みたいな方が受験されています。
今年の掃除能力検定の試験日程について
掃除能力検定は、団体試験と定期試験があります。
団体試験は会社などで10名以上受験される方がいる場合、試験官を派遣してもらい試験を行う方式です。
一方の定期試験は、決められた日時に、指定の試験会場にて行われる試験です。一般の方は、こちらの方式で試験されるかと思います。
今年は3級、4級、5級は8月9日の日曜日に実施され受験日になっています。
各会場は以下のとおりです。
【掃除能力検定定期試験会場】
東京会場 ALビル
名古屋会場 愛知青年会館
大阪会場 シキボウホール
静岡会場 株式会社サンダイ
北陸会場 金沢勤労者プラザ
この5級から3級までは同じ日に実施されますが、試験時間が5級から順番に試験が行われるので、一度に、5級と4級を受験される方などもいらっしゃるようです。
2級は試験日が違い、11月15日の日曜日になっています。1級に関してはまだ主催の日本掃除能力検定協会からは日程の公表がされていないようです。
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