Beginning of authumn in Yukawa river

 

全国的に暑い夏が続いていますが、この土日で海、川で水の事故が相次ぎました。

 

特に胸が痛んだのが、熊本県の球磨川での事故です。

 

<水難事故>娘救助の両親が流され死亡
熊本・球磨川

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140727-00000077-mai-soci

 

5歳になる娘さんが川でビニールボートに乗って遊んでいたところ、誤って川に落ちて、それを助けようと母親と、父親の二人が川に飛び込んだものの、両親二人が溺れて亡くなるというなんとも痛ましい事故です。

 

娘さんの方は助かったとのこと。

 

言葉がありません。

 

 

今月二週間ほどまえに、川で高校生が亡くなったニュースを取り上げたことがありました。

 

また川に飛び込み溺死というニュースが今年も

 

前回は川へ高校生が飛び込み、そのまま上がってこず溺れたという事故でした。

 

今回は現場は同じ川ですが、内容が少し違っています。

 

昨日の事故を受け、再度川での事故が起きる原因について今回まとめてみたいと思います。

 

川はプールより何倍もの危険が潜んでいる

 

昨日事故が起きた川は、日本3大急流の一つと知られる熊本県の球磨川(くまがわ)でのことでした。

 

山形県の最上川(もがみがわ)、長野・山梨・静岡県を流れる富士川の3つの中では一番球磨川が川の長さが短い川となっています。

 

今回のケースでは溺れたご両親は地元で酪農を営まれている方とのニュース情報だったので、他府県から遊びにきていての事故ではありません。

 

ゆうなれば、球磨川が急流であることをよくご存知の方であったと思われます。

 

そのような球磨川の性質をご存知の方が、5歳の娘さんを川遊びに連れ出すということは、当然流れがゆるやかな場所を選択されて遊んでいらしたと思います。

 

川の光
川の光 / naitwo2

 

下のニュース映像で現場の川の状況が写し出されていますが、手前の岸に近い方は浅く見え、またお子さんが使っていたと思われる子供用のゴムボートも川の対岸奥になるのかほぼ「止まった」状態に見えます。

 

川に落ちた娘助けようと両親流され死亡 熊本
■記事削除
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20140727-00000028-ann-soci

 

想像するに、この現場手前の岸に近いところは浅くて、川底に小石がある状態で、岸から離れると、日本三大急流の球磨川の流れが潜んだ形になっているのではないでしょうか?

 

そして、川の対岸が流れのたるみといわれる箇所になって、流れもゆるやかになっているものと想像します。

 

海での事故でよく話題にあがる離岸流もそうですが、川のことをよくご存知ない方が実際の川の流れを見ても、その流れる速度を想像できないと思います。

 

ぱっと見、それほど流れが早く見えないことが、川の怖さの第一ポイントかと思います。

 

今回も、娘さんを遊ばせていた箇所では流れが穏やかで、かりにちょっと流されたとしてもすぐに助けられる流れだと、ご両親は判断されたのではないでしょうか?

 

巍峨的仙乃日(观音菩萨)和静静的珍珠海(卓玛拉措)(6032m)
巍峨的仙乃日(观音菩萨)和静静的珍珠海(卓玛拉措)(6032m) / utpala ॐ

 

小さなお子さんが、今回のように岸近くでボートにのって遊んでいて、誤ってボートから落ちたのが、岸とは反対の流れに近い中心部の方だとしたら、場所にもよるでしょうが流れに吸い寄せられて、あと本流に乗ったら急速に川下へ流されることになるでしょう。

 

親御さんが、その状況を目にしたら慌ててとにかく、子供を助ける一心で川に飛び込む・・・。

 

球磨川のような急流では、あっというまに何十メートルも流されるのではないでしょうか?

 

昔これと同じようなケースで、川に流された人を慌てて助けようとして、川に駆け込んだ人が川底の石に足を取られて転倒し、溺れたケースも耳にしたことがあります。

 

川の石は非常に滑りやすいです。慌てて駆け込むと非常に危険なんですね。

 

そして、仮に川の中に飛び込んだとしても服を着てると、普通の人はまず泳げないのではないでしょうか?

 

その状態で流れの速いところに引き込まれ深みにハマってしまうと相当危険な状況になると思われます。

 

また前回書いた記事でも触れていますが、夏といえども、川の水は場所によってはかなり冷たいです。

 

この冷たい水が、人間の体に思わぬ支障をきたし、足や手がつったりして自由に動けなくなることも考えられます。

 

川遊びの危険度は、海やプールなどと比較にならないぐらい高いように私は思います。

 

最後に、川での事故の原因となるような事柄について、私が思いつく注意点をいくつかあげさせていただきます。

 

【川での水難事故の注意点】

■川の流れは岸から見るより想像以上に速いことがある。

■手前の流れのゆるい岸に近い箇所でも、十センチ先には急流が潜んでいる事も。

■川底は非常に滑りやすいので慌てて入ると転倒しやすい。

■川の水温は夏場でも非常に冷たい箇所があるので、体がつったり、痙攣をまねくおそれがある。

■川には通常、海やプールのようにライフセーバーや監視員がいない。

■服を着用したまま、川に入ると泳ぐのが困難。

■アルコールを飲んでの川に入るのは命取り。缶ビール1本でも体の自由がきかないようになる可能性が高い。

 

おそらく、前回の記事で取り上げた栃木県の川で亡くなった高校生も、また今回熊本の球磨川で亡くなったご夫妻も、長年生活の一部として地元の川と接してこられたのではないかと思います。

 

そのことが、油断、気の緩みとなったのかもしれません。

 

川遊びをする時の、事故防止策としてライフジャケット、救命胴衣着用を言われていることがありますが、私は川に入って遊ばない事が一番の事故防止策になるように思います。

 

川に入って遊ぶことが危険であることをもっと広める必要があるように、つとに感じる今日このごろです。